谷から空へ 四国初のスカイランニング公式戦は近江と吉住が優勝
11月17日(日)、愛媛県四国中央市にてスカイランニング西日本選手権(VK部門)として「四国中央スカイラン」が開催されました。四国初のスカイランニング公式戦として開催された大会のコースは、深い谷底に位置する新宮地区から、四国中央市の市民山である塩塚峰(標高1043m)山頂を目指します。標高差約800mの爽快なバーティカルには、愛媛県内外から100名を超える選手が参加しました。
※第1回 四国中央スカイランは「えひめさんさん物語」の一環として開催されました。「えひめさんさん物語」は、愛媛県の東予地方の東部に位置する「新居浜市」、「西条市」、「四国中央市」を舞台に2019年4月20日から11月24日まで開催される、エリア初の地域振興イベントです。
男子の優勝は京都の近江竜之介(Ohmi Ryunosuke)で、タイムは32分36秒で2位以下を2分以上引き離す圧勝でした。男子2位には薬師寺裕人(Yakushiji Yuto)、3位には高橋学(Takahashi Manabu)の地元愛媛県の強豪ランナーが入りました。女子の優勝は吉住友里(Yoshizumi Yuri)で、タイムは43分14秒でした。怪我からの復帰戦となった吉住はベストコンディションではないものの、2019VKWC世界2位の実力を見せつける結果になりました。2位には岡山県の山本愛(Yamamoto Megumi)、3位には京都府の若林綾(Wakabayashi Aya)、今後の成長が期待できる西日本の若手がランクインしました。
なお、四国中央スカイランは中学生部門と小学生部門も実施され、20名を超える未来のスカイランナーが山頂へ駆け登りました。中学生部門は大人と同じコースで行われ、男子は京都の近江仁之助(Ohmi Jinnosuke)、女子は地元四国中央市の石津真帆(Ishizu Maho)が優勝しました。小学生部門は山頂直下の霧の高原キャンプ場をスタートし標高差約150mを駆け登りました。四国初のスカイランニング大会は完登率100%で晴天にも恵まれた大会となりました。
2019西日本選手権(VK部門)リザルト(TOP5)
WOMEN
1.吉住 友里(Yoshizumi Yuri/大阪)43:14
2.山本 愛(Yamamoto Megumi/岡山)45:16
3.若林 綾(Wakabayashi Aya/京都)46:33
4.前田 晴香(Maeda Haruka/北海道)48:27
5.川井 幹子(Kawai Mikiko/香川)49:01
MEN
1.近江 竜之介(Ohmi Ryunosuke/京都)32:36
2.薬師寺 裕人(Yakushiji Yuto/岡山)34:59
3.高橋 学(Takahashi manabu/愛媛)35:35
4.高村 颯(Takamura Hayate/兵庫)36:37
5.吉井 将晃(Yoshii Masaaki/岡山)36:44