9月30日(土)、新潟県三条市にてVERTICALシリーズ第6戦として「MT.AWA Vertical Kilometer®粟ケ岳バーティカルキロメーター」が開催されました。宮原徹(Toru Miyahara)と吉住友里(Yuri Yoshizumi)が優勝を飾りました。宮原は昨年に続き連覇を達成して、VKシリーズ5勝目。吉住はVKシリーズ6連勝となります。
午後1時、スタートはヨーロッパのバーティカルキロメーターやF1(フォーミュラワン)にならい、日本では珍しい2段階のスタートを実施しました。まず、ウォーミングアップを兼ね、リラックスムードの中、地元住民の応援を受け、約1.3キロ、街中を集団走行。そして、計測開始地点の遺跡公園から本気モードとなった選手が粟ケ岳山頂を目指しました。
最初の約1キロは平坦な林道ですが、約4キロで1100mを駆け上がる粟ケ岳は、ジャパンシリーズ屈指のハードコースです。7合目以降の景色は、開放感があり多くの選手から高評価を得ています。昨年のシリーズチャンピオン、宮原徹、吉住友里両選手も”日本で一番好きなバーティカルコース”というほどスカイランニングに相応しい名峰です。
2017 Salomon スカイランナー・ジャパン・シリーズ(VERTICAL)の終盤戦ということもあり、国内各地から多数のトップアスリート、海外からもエリート選手が、三条市のシンボルである「Mt.AWA/粟ヶ岳」に集いました。 男子は昨年の覇者である宮原徹(Toru Miyahara)が47分21秒で2連覇を達成しました。女子は初めての参戦となった吉住友里(Yuri Yoshizumi)が圧倒的なタイムとなる1時間01分20秒で優勝しました。男子2位には吉野大和(Yamato Yoshino)、3位には横山忠男(Tadao Yokoyama)、女子2位には滝澤空良(Sora Takizawa)、女子3位には須藤吉仕子(Kisiko Sudo)がランクインしました。
次のVERTICALシリーズ戦は最終戦の「尾瀬岩鞍バーティカルキロメーター」です。ユース世界選手権の選考会を兼ねており、多くのユーススカイランナーが出場します。また、日本初上陸となるマウンテンランニングの世界王者のジョセフ・グレイと、バーティカルの皇帝である宮原との対決や、吉住のシリーズ全勝達成にも注目が集まります。
VKシリーズ第6戦 MT.AWA Vertical Kilometer® 粟ケ岳バーティカルキロメーター
男子/MEN
1、宮原 徹 / Toru Miyahara 47:21
2、吉野 大和 / Yamato Yoshino 52:39
3、横山 忠男 / Tadao Yokoyama 53:50
4、藤 飛翔 / Tubasa Fuji 54:07
5、宮川 朋史 / Tomohumi Miyagawa 55:50
女子/WOMEN
1、吉住 友里 / Yuri Yoshizumi 1:01:20
2、滝澤 空良 / Sora Takizawa 1:17:13
3、須藤 吉仕子 / Kisiko Suto 1:19:58
4、ルブラス 恵美里 / Emiri Ruburasu 1:22:28
5、LO SHUK YIN / 1:35:36(香港)
VKシリーズ暫定ランキング
男子/MEN
1、宮原 徹 / Toru Miyahara 400ポイント
2、吉野 大和 / Yamato Yoshino 288ポイント
3、永里 豪城 / Goki nagasato 254ポイント
女子/WOMEN
1、吉住 友里 / Yuri Yoshizumi 400ポイント
2、滝澤 空良 / Sora takizawa 298ポイント
3、須藤 吉仕子 / Kisiko Suto 288ポイント