7月24日(日)、ユーススカイランニング世界選手権の2つ目の種目SKY(スカイ/距離19km±1450m/YouthA部門は距離14km±1300m)が開催されました。最高標高2749mの高所山岳を舞台に26カ国から集結した若きスカイランナーたちによる熱戦が繰り広げられました。年齢別カテゴリのうちU23(21-23歳)男子近江竜之介(Omi Ryuunosuke/京都府)が2位、YOUTH A(15-17歳)女子小林華蓮(Kobayashi Karen/長野県)が3位に入賞しました。また、バーティカルとスカイの2種目の合計で競われる複合(コンバインド)で、近江は1位、小林は3位となりました。日本チームは少人数ながら国別で5位と健闘しました。

ISFレポート:Spain, Portugal and Norway head 2022 Youth World Championships

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攻めのレースを展開した近江 ©SKYRACE COMAPEDROSA

U23男子の近江は、バーティカルの金、スカイの銀、コンバインドの金。3つのメダルを獲得。”順位は2位。 スペインのダニエルは本当に強かった!登りで何回もアタックしましたが、粘り強く着いて来られました。ラストの下りは今シーズン最高のパフォーマンスでしたが、ゴールでは2分差をつけられました。1日目のバーティカルレースに続き、優勝を目指していましたが残念です…。鍛え直して、来年再挑戦します!幸いにコンバインド(総合順位)では優勝する事が出来ました!4年ぶりの「世界1」は嬉しいです。たくさんの応援ありがとうございました!!”

森林限界を抜けた高所山岳を駆け登る小林 ISF提供/©iancorless.com

YouthA女子の小林は、バーティカル・スカイ・コンバインドで3つの銅メダルを獲得。”VKに続いて日本代表選手団の応援ありがとうございました。苦手意識のあるSKYで自分が入賞していると知ったときは正直とても驚いたのと共に、もっと自信を持っても大丈夫なのかもしれないとも感じました。でもやはり世界の山好きたちの背中はまだまだ遥か遠くです。いつか金メダルを3つ首から下げて帰れるよう、精進いたします”

勢いよくスタート ©SKYRACE COMAPEDROSA
冨田にこ
ルブラス恵美里
佐俣明香莉
山岸大志
近江仁之介
松本祥汰

日本代表選手8名はそれぞれの持てる力を出し切ってピレネーの空に駆け登り、全員が無事にフィニッシュしました。全選手のスカイのリザルトは以下の通り。

Youth Skyrunning World Championships SKY results 

Youth A (15-17 years old)

Men
Gold – Biel Sagues (ESP) 1h42’40”
Silver – Marti Costa (ESP) 1h46’05”
Bronze – Max Palmitjavila (AND) 1h47’22”
15 - 山岸 大志(日本)2h06’34″

Women
Gold – Gabriela Lasalle (ESP) 1h52’29”
Silver – Ingeborg Synstnes (NOR) 1h58’52”
Bronze – 小林華蓮 (日本) 2h11’01”
4 - 冨田 にこ 2h22’19”

Youth B (18-20 years old)

Men
Gold – Iu Jaume (ESP) 1h56’20”
Silver – Ibai Larrea (ESP) 1h59’12”
Bronze – Raoul Raus (BEL) 1h59’48”
26 - 近江 仁之介 2h24’18

Women
Gold – Ida Waldal (NOR) 2h13’15”
Silver – Carrodilla Cabestre (ESP) 2h19’34”
Bronze – Chloe Rylance (GBR) 2h30’15”
11 - ルブラス 恵美里 2h51’03

U23 (21-23 years old)

Men
Gold – Daniel Castillo (ESP) 1h52’37”
Silver – 近江竜之介 (日本) 1h54’50”
Bronze – Sven Koch (GER) 1h59’30”
13 - 松本 祥汰(日本) 2h07’15”

Women
Gold – Nuria Tarrago (ESP) 2h27’45”
Silver – Barbora Macurova (CZE) 2h31’02”
Bronze – Sara Machajova (SVK) 2h41’18”
8 -佐俣 明香莉(日本)2h54’35”

Combined Titles (based on the sum of the VERTICAL and SKY results)

Youth A (15-17 years old)

Men
Gold – Biel Sagues (ESP)
Silver – Max Palmitjavila (AND)
Bronze – Jules Peytavi (FRA)

Women
Gold – Ingeborg Synstnes (NOR)
Silver – Gabriela Lasalle (ESP)
Bronze – 小林華蓮 (日本)

Youth B (18-20 years old)

Men
Gold – Iu Net Puig (ESP)
Silver – Iu Jaume (ESP)
Bronze – Raoul Raus (BEL)

Women
Gold – Ida Waldal (NOR)
Silver – Carrodilla Cabestre (ESP)
Bronze – Jana Pekarova (CZE)

U23 (21-23 years old)

Men
Gold – 近江竜之介 (日本)

Silver – Sven Koch (GER)
Bronze – Isaac Barti (ESP)

日本は国別ランキングで5位と健闘(各種目の上位4名の合計獲得ポイントで競われる)
各国のメダル獲得数
日本代表メンバー 和気あいあい ©SKYRACE COMAPEDROSA

今回はスタッフとして、コーチとして小山孝明さん、ルブラスエルワンさん、山本厚司さん、トレーナーとして藤本隆靖さんにご帯同いただきました。現地にて全力でサポートしてくださった4名のスタッフの皆様に感謝申し上げます。また、今回の遠征にご理解とご協力をいただいた保護者・支援者・学校関係者の皆様にも御礼申し上げます。

なお、2022ユース世界選手権の報告会は8月20日(土)に群馬県嬬恋村で開催される全日本ジュニア交流大会のプログラムの一環として行います(報告会はバーティカル表彰式終了後の14:00~15:00を予定)。ご興味ある選手・保護者の皆様のご参加をお待ちしております。

>>全日本ジュニア交流大会


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