7月28日(金)、ピレネー山中のアンドラ公国にて第2回目のとなる「ユース世界選手権(スカイレース・コマペドローサ)」が開幕しました。初日はひとつめの種目としてVERTICAL KILOMETER®(バーティカル・キロメーター/+1020m/3.5km)が開催されました。年齢別カテゴリののうちユースB(18―20歳)女子で滝澤空良(Sora Takizawa)が2位に入り、今回の世界選手権で日本チームとして初のメダルを獲得しました。

山頂に向かって駆け登る滝澤 🄫NAGI MUROFUSHI
山頂に向かって駆け登る滝澤 🄫NAGI MUROFUSHI

アリンサルの集落から、Alt de la Capa(標高2570m)の山頂まで駆け登るコースは、山頂付近が岩が折り重なったガレ場の急傾斜。登山道が明瞭ではない斜面を直線的に駆け登る、日本国内では設定が難しい難易度の高いコースです。ゴール地点の山頂はアンドラ国内を一望できる雄大なパノラマが広がっており、本場のスカイランニングを体験するには最高のフィールドといえます。

途中で補給を受ける栗崎
コース途中で補給を受ける栗崎。サポートするのはワールドシリーズに出場する高村貴子

日本からは5月のユース日本選手権(上田バーティカルレース)の結果から決まった日本代表6名と希望者の7名、合計13名の若きスカイランナーが出場しました。その他、スペイン、チェコ、アンドラ、オーストリア、ブルガリア、フランス、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、ペルー、ルーマニア、南アフリカ、スイス、イギリス、アメリカ合衆国から、昨年の約2倍となる75名のユース選手がアンドラの地に集結しました。中にはワールドシリーズで表彰台に立った世界トップレベルの選手も混ざっており「世界選手権」という名に相応しいハイレベルなレースとなりました。

ラストスパートをかける松本 🄫NAGI MUROFUSHI
ラストスパートをかける松本 🄫NAGI MUROFUSHI

ユースB(18-20歳)女子では、昨年のユース選手権同カテゴリで銅メダリストであるFELICETTI Giorgia(イタリア)が55:45で優勝。滝澤空良は+2分半の2位。U23女子では山岳スキーでも活躍するDE DIEGO AGUADO Fatima(スペイン)が総合1位となる50:25で優勝、栗崎恵理子が5位。ユースA(16-17歳)男子で8位に服部一輝。ユースB(18-20歳)男子では、先日のドロミテスカイレースで優勝したMARGARIT SOLE Janが38:46で優勝(総合でもトップタイム)、6位に松本良介、11位に菊川惠大、12位に小椋悠 U23(21-23歳)男子では、5位に吉野大和、8位に鈴木龍弥、10位に名取将大、12位に藤飛翔、14位に長田豪史、16位に森川拓洋

ゴール後に倒れこむ鈴木 🄫NAGI MUROFUSHI
ゴール後に倒れこむ鈴木 🄫NAGI MUROFUSHI

日本では大会として設定が難しいコース。低酸素と急傾斜に苦戦した選手も少なくありませんが、ゴール後には全員が充実した表情をみせていました。今回のバーティカルへの挑戦によって「UP TO THE SKY(空に向かって駆け登る)」というスカイランニングの原点とその魅力について、若きスカイランナーたちは知ることができたといえます。レースを通じて各国の選手とも積極的に交流をしている姿もあります。若き世代同士の国際交流や、スポーツマンとしてレース後の健闘を称え合うことも、ユース世界選手権に参加することの大きな目的であります。

表彰式で銀メダルを授与された滝澤 🄫NAGI MUROFUSHI
表彰式で銀メダルを授与された滝澤 🄫NAGI MUROFUSHI

ユース世界選手権は休養日を1日はさみ、7月30日(日)に2種目目のSKYRACE®(スカイレース/15km/±1415m)が開催されます。バーティカルと合わせてのコンバインドの表彰もあります。引き続き日本チームへの応援をよろしくお願いします!!

レース後に下る日本の選手たち。遮るものの無い、まさにスカイランニングというフィールド 🄫NAGI MUROFUSHI
レース後に山を下る日本チームの選手たち。遮るものの無い、まさにスカイランニングに相応しいフィールド! 🄫NAGI MUROFUSHI

2017ユース世界選手権(VK) リザルト

ユースA(16-17歳)女子
1. AGUILAR BRUCH Jana(スペイン) 57:45
2. MAGILL Erin(アメリカ) 57:52
3. SINFREU ALDUCIN Andrea(アンドラ)1h01:40
4. MATEU ESCRIG Laia(スペイン)1h07:02
5. OLIVEIRA Juliana(ポルトガル)1h18:53

ユースB(18-20歳)女子
1. FELICETTI Giorgia(イタリア)55:45
2. TAKIZAWA Sora(日本)58:11
3. ZUBIZARRETA ARMENDARIZ Irati(スペイン)58:14
4. ARGALASOVA Katerina (チェコ)59:17
5. MINANA MARIN Yaiza (スペイン)59:32

U23(21-23歳)女子
1. DE DIEGO AGUADO Fatima(スペイン)50:25
2. SABATA FONT Claudia(スペイン)51:54
3. CICHA Barbora(チェコ)58:50
4. ZACKOVA Eva(チェコ)59:18
5. KURISAKI Eriko(日本)1h05:40

ユースA(16-17歳)男子
1. MOLINA AUGUSTIN Nicolas(スペイン)43:30
2. CASES MATIA Arnau(スペイン)45:40
3. GOMES Diogo(ポルトガル)48:50
4. PRAT BELLSOLA Marcel(アンドラ)49:07
5. HODGES Sam(アメリカ)49:08
8. HATTORI Kazuki(日本)50:57

ユースB(18-20歳)男子
1. MARGARIT SOLE Jan(スペイン)38:46
2. DELORENZI Roberto(スイス)39:12
3. LIZZOLI Luca(イタリア)42:43
4. OSANZ LABORDA Daniel(スペイン)43:33
5. TRASSERRA PUJOL Marc(スペイン)43:48
6. MATSUMOTO Ryosuke(日本)43:52
11.KIKUGAWA Keita(日本)45:24
12.OGURA Yu(日本)46:17

U23(21-23歳)男子
1. OBERBACHER Alex(イタリア)38:50
2. ALCALDE SANCHEZ Antonio(スペイン)38:53
3. FELICETTI Daniele(イタリア)41:53
4. CARDONA COLL Oriol(スペイン)42:16
5. YOSHINO Yamato(日本)42:22
8. SUZUKI Ryuya(日本)44:46
10.NATORI Masahiro(日本)45:51
12.FUJI Tsubasa(日本)47:01
14.OSADA Goshi(日本)52:13
16.MORIKAWA Takumi(日本)57:28


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