4月23日(日)、韓国のソウルで開催されたロッテワールドタワー インターナショナル SKY RUNにて、吉住友里(YURI YOSHIZUMI)がエリート女子の部で2位にランクインしました。今シーズン、屋内外のバーティカル種目に挑む吉住にとっては海外初レースですが、世界レベルの実力であることを見事に証明しました。

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同大会は2017VWCエキシビジョンレースとして開催されました(※VWC=バーティカル・ワールド・サーキット/世界10都市の超高層ビルを駆け登る世界シリーズ戦)。世界で5番目に高いロッテ・ワールド・タワー(高さ555m)のこけら落としイベントのひとつとして開催された大会には、世界王者のピーター・ロボジンスキー(ポーランド)や世界女王のスージー・ウォルサム(オーストラリア)をはじめ、バーティカルランニング界のトップ選手がゲストとして参戦していました。昨年の12月に大阪でVWCエキシビジョンレースとして開催されたハルカスSKYRUNでは、地元の吉住が優勝して、ウォルサムは2位。2名の決戦に世界から注目が集まりました。

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エリート部門は男女ともに10名程の少数精鋭で争われるハイレベルなレースに。一斉スタートで、123階2917段を駆け登りました。約400mの助走区間の後、タイム計測は階段の入り口より開始。世界女王のウォルサムが序盤からリードし、吉住はアリス・マクナマラ(女子3位)と2番手争いを繰り広げます。40階からはマクナマラを引き離し一人旅になった吉住。60階からは「ハルカス」を上回る上層階への“未体験ゾーンへ”。

『流石に60階を過ぎると脚がキツくなってきました。63階で、ハルカス過ぎた…これで半分…と思いながらも、まだまだ続く階段しか見えない道に、精神的に嫌になりそうになりながらも、一刻も早くゴールにたどり着きたい思いといつも応援してくれている皆の顔を思い出して、重くなってくる足を必死に挙げて、頑張りました。』と、常に笑顔で駆け上がるアジア女王も苦しいシーンがあったようです。そのままの展開で見事に2位でゴール。『脚はガクガクで、止まった瞬間心臓がバクバク、汗が噴き出してきました。』と123階まで駆け登ったダメージが大きかったようですが、19分代で555mを駆け登ったことには本人も『驚き』だったようです。

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Lotte world tower international SKYRUN トップ3

MEN
1.マーク・ボーン(オーストラリア)15:44
2.ピーター・ロボジンスキー(ポーランド)15:58
3.エマニュエル・マンジ(イタリア)16:43

WOMEN
1.スージー・ウォルサム (オーストラリア)18:47
2.吉住 友里(日本)19:30
3.アリス・マクナマラ(オーストラリア)20:20

超高層ビルを駆け登るバーティカルランニング。世界各地で垂直型市民マラソンとして普及しています。吉住をはじめとする日本人の挑戦も楽しみです。2016ハルカススカイランで3位に入った渡辺良治(RYOJI WATANABE)は世界シリーズへの挑戦を計画しています。11月12日にはハルカススカイランがVWCの本戦として開催されます。“都市の最高峰”へ駆け登るバーティカルランニングに注目です!!

HARUKAS SKYRUN 公式ホームページ